Research & Works

漫画の窓

©HASEGAWA MACHIKO ART MUSEUM

漫画は大衆の生活を映しだす鏡であり、窓学にとっても過去の人と開口部の関係を調べるための貴重な資料となる。窓学では、特に戦後の国民的な漫画を3タイトル選び、開口部の全シーンを抽出し、アクティビティを分類した。今回は最も有名な4コマ漫画「サザエさん」から、窓を題材にした8のエピソードを紹介する。これは1946年から1974年まで新聞に連載された、東京の一軒家に暮らす多世帯家族の物語であり、日本人にとっても懐かしい出来事が多い。

©HASEGAWA MACHIKO ART MUSEUM, ©JAPAN HOUSE Los Angeles
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五十嵐太郎 東北大学教授/建築史・建築批評家/「窓学」総合監修/「窓学展」展示ディレクター

1967年、パリ生まれ。1990年、東京大学工学部建築学科卒業。1992年、東京大学大学院修士課程修了。博士(工学)。現在、東北大学大学院教授。あいちトリエンナーレ2013芸術監督、第11回ヴェネチア・ビエンナーレ建築展日本館コミッショナーを務める。第64回芸術選奨文部科学大臣新人賞。『被災地を歩きながら考えたこと』(みすず書房)、『窓へ 社会と文化を映しだすもの』(日刊建設通信新聞社)、『窓と建築の格言学』(フィルムアート社)ほか著書多数。