Research & Works

現代住宅の窓

©JAPAN HOUSE Los Angeles

日本の建築家が設計する前衛的なデザインの現代住宅にはどのような窓があるのか。ここではフランス人の写真家、ジェレミ・ステラが撮影した写真によって紹介する。通行人が歩く東京の街並みの中で現代住宅が立つ様子を捉えた彼の写真集「東京の家」(2014)からは、周辺環境に合わせ、窓の向き、大きさ、高さ、人の視線が巧みに調整されていることがうかがえる。一方で「日本、家の列島」(2017)のために彼が撮影した地方都市の住宅では、窓が自然との関係をつくる。また室内の窓辺でくつろぐ居住者の姿も確認できるだろう。

Kyoto, December 22 2013 - O house by Hideyuki Nakayama.
Tokyo, June 2013 - "A life with large openings" house by Ondesign
Tokyo, October 11 2013 - Room room by Takeshi Hosaka.

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ジェレミ・ステラ 映像作家 / 写真家

ジェレミ・ステラは、2001年にエンジニアとして大学を卒業後、初めての旅行写真を撮ることで写真にのめり込む。いくつかの展覧会や出版を経て、彼は新しい文化を楽しみながら新たに得た情熱に自らの時間を注ぐことを決意し、2009年にパリから東京へと移住。 日本で、著名な新聞や雑誌媒体(ニューヨークタイムズ、ガーディアン、ル・モンド、エル、シュピーゲルなど)、企業のクライアントや建築家などから、ドキュメンタリーやポートレート、建築の撮影依頼を受ける。 2014年に、彼はドキュメンタリー的な視点で東京の現代住宅を捉えた、自身初の写真集となる『tokyo no ie』を出版。さらに世界を巡回した展覧会『日本、家の列島』に向け、日本の現代住宅に関する一連の映画と写真を撮影した。 新たな挑戦のため、2018年4月よりロンドン在住。