Research & Works
窓の動き
窓の開閉方式には多くのバリエーションがある。例えば、日本では水平にスライドする引き違い窓が主流だが、欧米では上げ下げ窓がよく見受けられる。またドイツで発明されたドレーキップ窓(ハンドルを回し、内開きや内倒しができる窓)は長くヨーロッパなどで親しまれているが、日本では珍しい。そして国の名前がついた窓として、観音開きのフレンチ・ウィンドウが挙げられる。すなわち、窓は地域の固有性と結びついた文化なのだ。ここでは様々な窓の動き方を抽象化しつつ、音と映像によって表現した。
窓の音と動きの図鑑
「窓」の開閉する「音」と「動作」を抽出・観察し、私たちが耳や目で「窓」をどのように認知しているかを解き明かす取り組み。「窓の音と動きの図鑑」は「Window Products Inside」の最初となるリサーチプロジェクトで、プロダクトデザイナー小宮山洋と窓研究所との協働で行われており、映像表現を岡崎智弘が作りあげている。
研究 : 小宮山 洋
映像 : 岡崎 智弘
録音・分析 : 小野寺唯、松尾謙二郎(invisible designs lab)