Research & Works

窓の動き

still from the movie ‘index of window sounds and movements’ 2019. researched by Komiyama Yoh. directed by Okazaki Tomohiro
still from the movie ‘index of window sounds and movements’ 2019. researched by Komiyama Yoh. directed by Okazaki Tomohiro
still from the movie ‘index of window sounds and movements’ 2019. researched by Komiyama Yoh. directed by Okazaki Tomohiro
still from the movie ‘index of window sounds and movements’ 2019. researched by Komiyama Yoh. directed by Okazaki Tomohiro
still from the movie ‘index of window sounds and movements’ 2019. researched by Komiyama Yoh. directed by Okazaki Tomohiro

窓の開閉方式には多くのバリエーションがある。例えば、日本では水平にスライドする引き違い窓が主流だが、欧米では上げ下げ窓がよく見受けられる。またドイツで発明されたドレーキップ窓(ハンドルを回し、内開きや内倒しができる窓)は長くヨーロッパなどで親しまれているが、日本では珍しい。そして国の名前がついた窓として、観音開きのフレンチ・ウィンドウが挙げられる。すなわち、窓は地域の固有性と結びついた文化なのだ。ここでは様々な窓の動き方を抽象化しつつ、音と映像によって表現した。

窓の音と動きの図鑑

「窓」の開閉する「音」と「動作」を抽出・観察し、私たちが耳や目で「窓」をどのように認知しているかを解き明かす取り組み。「窓の音と動きの図鑑」は「Window Products Inside」の最初となるリサーチプロジェクトで、プロダクトデザイナー小宮山洋と窓研究所との協働で行われており、映像表現を岡崎智弘が作りあげている。

研究 : 小宮山 洋
映像 : 岡崎 智弘
録音・分析 : 小野寺唯、松尾謙二郎(invisible designs lab)

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小宮山洋 プロダクトデザイナー

多摩美術大学卒業後、建築事務所を経て、メーカーにてプロダクトデザイナーとして活動後、2011年より東京・上海にYOH KOMIYAMA DESIGNを設立。プロダクトデザインを基軸に国内外の企業・組織のR&D(研究開発)のサポート、ハードウェアやサービスの立ち上げ、ブランドのディレクションまで多領域を扱う。近年は、ジェネラティブなアプローチや、プロトコルから対象を考えルールを設計することでモノづくりの新しいカタチを探っている。主な仕事に、国内ではカリモク家具による「Karimoku Cat」や、蔦屋書店初のデジタルプロダクト「T Air」のプロダクトデザイン。東京都美術館「TC&D」での作品展示。国外ではミラノサローネ「ventura projects」にてリサーチプロジェクト「mold」を発表。INTERNI「‘FEEDING’ New Ideas for The City」、parisのセレクトショップ「merci」での展示。また受賞歴に、MUJI AWARD GOLD PRIZE、Red Dot Design Award、Design for Asia Award、GOOD DESIGN AWARD、等。